左官から外構、そして解体へ――
祖父、父親が左官職人であったこともあり、建築業に就いた当初は左官工事を主力にしていました。ところが、平成5年頃から左官工事の需要の減少を感じ、これまで培った技術を活かせる職業として、本業を外構工事へと徐々にシフト。お客様のニーズに合わせて業態を大きく変えていった転換期となりました。
そのうち、解体業者から外構工事の仕事を請け負うことが多くなり、だんだんと解体工事と外構工事をセットで行うようになり、一般個人のお客様に対しても解体工事を提供するようになったのです。
物を造る仕事と物を壊す仕事を通して
外構工事は“造り上げる”仕事です。一方、解体工事はその正反対の“取り壊す”仕事です。私はそのどちらにも、大きなやりがいを感じています。とくに解体工事に関しては、すべてのお客様が希望に満ちているわけではありません。それぞれに異なった理由をお持ちのケースも多々あります。
私はそのお気持ちに対して真摯な姿勢で取り組み、その結果、「お願いしてよかった」と言っていただけることを、一番の目標にしています。もちろん、私以外の職人も皆同じ姿勢です。
千家工業が目指していくもの
現在、「千家工業」で解体工事・外構工事に従事している者は、私の長男、娘婿以下10数名。もちろん、解体の下見から見積もりは、ほとんどが私の仕事です。お客様が直接依頼いただくことのメリットをわかりやすく明確に説明し、より高い満足を提供できる会社を目指しています。
千家工業の名前の由来について
千家の「千(セン)」は、数字の千。「家(ヤ)」は、家族を意味します。つまり、“千の家族”という意味で付けた名前です。「千家工業に関係する人だけではなく、お客様もすべて含めて“家族”であり、それぞれで支え合っていきたい」。このような願いを込めて名付けました。
今後も“千の家族”という志を胸に、解体工事・外構工事を主力としたサービスに邁進していくことをお約束いたします。
平成27年12月
有限会社千家工業 代表取締役 渡 金男